"大事な人に気付けていなかった"ことに気が付いたお話。
☆何だか不穏なイラストから始まりました☆
イラストが意図するのは、私がお金の諸事情で人生崖っぷちに追い込まれているとかではなく…先日、バイト先の先輩から「闇金ウシジマくん」内の、あるエピソードについて聞き、タイトルの件に至ったという深い深いお話が生まれたので、ここに残しておきます。
エピソード内容
主人公は、借金を抱えたある男性。
現在、この男性はウシジマくんにより絶賛借金の取り立て中。
本当に払えないのです。と啼く彼に、ウシジマくんはこう言います。「今から5分だけ待ってやる。その間にお前の代わりに払うってやつを連れてこい。それで金を返せるなら命だけは見逃してやる。」
男性は、すぐに彼の母親に電話をかけました。しかし、良い返事は返ってきませんでした。今すぐ誰か…彼は思いつく限りたくさんの人に電話をかけました。しかし、誰も彼の助けを求める声に応えてはくれませんでした。
急かすウシジマくんに男性は、「あいつなら絶対に、親友のあいつなら絶対に金を貸してくれる!」そう言ってまた電話をかけます。…しかし、電話の相手は、またも男性の願い出をあっさり断りました。
ーーーー「結局、お前はその程度の人間なんだ。」
いかがでしたか?
ウシジマくんの台詞で終わるこちらのエピソード。
人づてにつき、私の解釈で文章を作成しております。いかがでしたか…??
あなたは、どんな目線で、どんな感情でこちらのエピソードを読みましたか?
私は…この話を聞きながら瞬時に主人公の男性に自分を投影してしまい、自分ならまっ先に誰に連絡するだろうか?何よりも、考えさせられたのはこの一点についてでした。
そして、私はすぐに姉の存在を思い浮かべて…とても驚いたのです。本当に自信を持って、"姉なら絶対に助けてくれる。" そう思ったからです。
私は普段から、本当の意味で信じられる人間ってひとりもいないよなー漠然とそんな風に思っているタイプの人間だったので、こんなにもはっきりと断言(正確には思い浮かべただけ)できるとは思わなかったからです。
今回のエピソードの特徴
今回のエピソードが特殊なのは、状況がかなり緊迫しているという点と、お金が絡んだ問題という点ですね。
いくら信頼している相手でも、お金を貸すとなると違うかな?ふとそう考えたことはありませんか?必ず返してくれるという根拠のない自信。相手を信頼してこその行動ですよね。
ーーー信頼されている。
そんな根拠のない自信がないと、電話をかける相手は一人も思いつかないでしょう。
自分も信頼しているし、信頼されているという自信もある。今回のエピソードのおかげでこの相互関係に気付けたことが嬉しかったし、世の中の孤独仲間にもぜひ気付いて欲しい、心満たされて欲しい、と思った次第です。
すぐ近くの大事な人に気付いていないあなたへ
そもそも普段、今回紹介したような緊迫したエピソードに自分がおかれた状況について深く考えることなんてないし、自分はいざという時誰に頼るだろうか?と考える機会もほぼないと思います。
だけど、今回私はふと気付いてしまったから、気付いていないことってもったいないなって思ったんです。気付いた時、思わず涙が出てきそうなくらい嬉しかったから…(バイト中なのに…)
ぜひ、頼れる人なんていないなっていう人にこそ考えてみて欲しいです。
実はすぐ近くにいるかもしれないから。
実はとても大切な存在かもしれないから。